こんにちは、神戸三宮むつう整体院の松山です。
2023年も残すところわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。時の経過は早いもので、4日後には2024年を迎えるのですね。1年はあっという間なので、一日一日を大切に過ごしたいものです。
毎年2月~4月頃の時季は花粉症の方にとって辛く苦しい季節です。目の痒みや鼻水などでどうしても憂鬱な気分になりますよね。そうなる前に「花粉症の予防対策」を準備しておきましょう。
【国民の25%がスギ花粉症】
よく知られるように、花粉症は花粉によって生じるアレルギー疾患の総称です。体の免疫反応が体に侵入した花粉に過剰反応し、主にアレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎が生じます。
具体的には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみの四大症状のほか、喉のかゆみや痛み、咳、頭痛や微熱、だるさなど風邪と似た症状にも悩まされますが、ダニやホコリが原因の通年性アレルギー性鼻炎と違って、花粉が飛んでいるときにしか症状は出ません。
花粉症の原因となる植物は、日本ではこれまでに50種類以上が報告されています。主なものでは、春はスギとヒノキ、夏はカオガヤやハルガヤなどのイネ科の雑草、秋はブタクサなどのキク科の植物ですが、花粉症患者の70%はスギ花粉によるもので、スギ花粉症の患者は国民のおよそ25%と考えられています。
この背景には、日本ではスギ林の面積が全国の森林の18%、国土の12%を占めているという事情があり、戦後に植林されたスギの気が大きく成長して花粉生産量が高い状態になっており、地球温暖化の影響で花粉が多く生産されるようになったことが原因だと考えられています。
スギの花粉は雄花の中で作られ、夏から初秋にかけて成長し、年を越して暖かくなり始めると雄花が開花し、花粉が一斉に飛び始めます。
環境省が2023年12月22日に発表した「令和5年度スギ雄花花芽調査」によると、本年のスギ雄花の着花量(ちゃっかりょう)については、地域により大きなばらつきはありますが、全国的な傾向としては、過去10年平均値と比べると、同程度か、やや少なくなっています。
着花量が少なくなれば、例年に比べて花粉の飛散が減る傾向になると思われますが、それでも油断は禁物ですね。毎年、花粉症で悩まされている人は早めの対策をしましょう。
【自己管理で花粉症の予防を】
スギ花粉症予防の第一は、スギの花粉にさらされないこと、スギの花粉を防御することです。厚生労働省は予防のために以下のような自己管理(セルフケア)を勧めています。
①花粉情報に注意し、花粉の飛散が多いときは外出を控える。
花粉が多いのは、晴天で気温が高い日、空気が乾燥して風の強い日、雨上がりの翌日、気温の高い日が2~3日続いた後です。ウェザーニュースの花粉Ch.では、今日明日(1時間ごと)~7日先までの花粉飛散予報を確認できるので参考にしてみてください。
②花粉の飛散が多い時はメガネとマスクを身につけて外出する。
できるだけレンズの周りがゴーグルのように覆われた花粉症用のメガネを。これだと目に入る花粉量の90%近く(普通のメガネでも30%ぐらい)減少できるといわれています。
マスクも自分の顔にぴったりフィットするマスクを。湿らせたガーゼマスクの間に挟めばより効果的です。
服装も表面がケバケバした毛織物などの上着やコートを避け、つるりとした繊維素材のものを着用しましょう。花粉が多く飛ぶ日は、できれば帽子をかぶる習慣も身につけたいものです。
③花粉を室内に持ち込まない。
外出から帰宅したら衣服や髪をよく払ってから室内に入り、顔を洗い、うがいをし、鼻をかみましょう。花粉の飛散が多いときは部屋の窓や戸を閉め、こまめに拭き掃除をし、空気清浄機の活用もおすすめです。洗濯物や布団はできるだけ部屋干しにしましょう。
当整体院では、花粉症でお悩みの方に対応した整体施術をしております。アレルギーの改善事例も多数ありますので、お困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。
神戸三宮むつう整体院|自然治癒力を取りもどすイネイト療法